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落ちた雫は、

 

落ちた夜に 月に嘆くのはその声

 

 

変わらない街並み

また今日も仮面をはっつけて

歩いているように見える

それは僕が歪んでいるから?

 

「信じやすいからさ裏切られちゃうのさ」

そう言って笑った

あの子の笑顔

 

皮肉な夢 嘲笑うかのように

僕を裏切って

落ちた夜に 月に嘆くのはその声

 

 

疑心暗鬼になって目をそらして

自分を守ろうと

ピエロを演じようとしてみても

上手くはいかなくて

 

「傷つきたくないから信じないでいるのさ」

そう言って笑った

あの子の笑顔

 

雨上がりの冷たい空気の中

響くのは

落ちこぼれたピエロの

雫の音

 

落ちこぼれたピエロの嘆き

皮肉な夢 僕を笑う

 

皮肉な夢 嘲笑うかのように

僕を裏切って

落ちた夜に 月に嘆くのは

その声

 

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