top of page
月夜散歩
月が綺麗な夜 僕は1人散歩していた
黒色をまとった猫がにやり笑いかけて
ゆるりとゆれるしっぽが僕を闇へ誘う
真っ暗な世界
風が頬を撫でる
月明かりだけが僕の光
銀色に染まる夜 落ちていく
願うのは この中で溶けてしまいたい
あれはそう綺麗な月夜の日だったのです
銀色が僕をつきさして目を開けました
君がそこにて
僕は夜空色の
綺麗なガラス玉を見ていました
まやかしの物語のようでした
願うのはその中に吸い込まれたいよ
月明かり辿って君にたどり着いて
綺麗なその瞳に恋い焦がれた
銀色に染まる夜落ちていく
願うのはこの中で溶けてしまいたいよ
bottom of page